便利さと同時に、大切なこと

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■生活から切り離すことができないスマホ
 スマホこと、スマートホンは、その登場以来、便利で高機能なことから急速に普及しました。
 2015年9月末での、スマホ回線契約数は7223万回線。スマホの普及率は、60%を越えています。
 さらに、博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンターによる、2014年時点での10代での、携帯電話ユーザーの中のスマホの普及率は88.6%。20代で84.9%でした。
 総務省の調査でも、10代でスマホを持っている割合は50%を超えています。
 今後、この傾向は加速することが確実で、今後は、年代問わず皆が当然のようにスマホを持つ時代になっていくでしょう。
 スマホは、インターネットに接続でき、かつさまざまなアプリケーションを活用することで、パソコンと同じような使い方ができます。
 また、LINEやFACEBOOK、インスタグラムに代表されるようなSNSは、重要なコミュニケーションの手段になっています。
 仕事でも、私生活でも、スマホはまさに、人生の一部になっているといっても過言ではないでしょう。

■スマホが原因の事件も急増
 スマホがここまで急速に普及する中で、様々な社会問題も発生するようになりました。
 スマホの画面はそれまでのフューチャーフォン(いわゆるガラケー)に対して大きいため、使っていると完全に視界が遮られます。
 そこから、「歩きスマホ」つまり、歩きながらスマホをいじることでの事故が急増しています。もちろん、フューチャーフォンでも操作しながら歩いたり、自転車に乗ったり、車を運転したりするのは危険なだけでなく違法ですが、スマホはそれ以上です。
 ところが、ゲームやSNSなどのアプリは、双方向で、いつでも行うことができるため、この歩きスマホ等の、ながらスマホを助長する結果になっています。
 10代~20代における使用時間の長さも問題です。統計でも、一日数時間使うことが最も一般的、という結果が出ており、健康だけでなく、学力への影響も懸念されます。

■それでも便利!
 このように、様々な問題はありますが、そもそもは非常に便利で手軽なツールです。
 20世紀最大の発明はパソコンとインターネットといわれましたが、今のままなら、21世紀最大の発明はスマホになるでしょう。
 そういえるぐらい、私たちの生活と社会に与えたインパクトは大きく、そのインパクトの分だけ、マイナスの面もプラスの面もある、ということです。
 大切なことは、マイナスの面があることを踏まえ、プラスの面を大きくできるように使っていく事です。
 たとえば、災害時などにLINEが大活躍した例、アプリを活用することで、健康管理や、遺失物の管理などができるようになりました。
 これは、遠隔地の高齢者や、認知症、障害を持った方でも、スマホの活用によりサポートを受けられる可能性が広がった、ということです。
 学校でも、連絡網や安否確認などでスマホは活用され、これまでの電話での連絡網のような、自宅にいることが前提の仕組みに代わって大きな力を発揮しています。
 また、授業で活用することで、双方向で、見やすくわかりやすい授業が展開できるようになりました。
 スマホの原理を応用したタブレットは、飲食店やコンビニなどで発注管理に使われるだけでなく、通信教育教材としても使われてきています。

■大切なことは…
 ここまで社会に浸透し、生活の一部となったスマホ。問題があるからと言って、今から止めることは現実的ではありません。
 大切なことは、どうやって使いこなすか、であり、そのためにどんなことを知り、実行すればいいのか、ということです。
 特に、悩みの種となるのが子供のスマホ依存。
 ここでは、特に中高生をお持ちの保護者の方へ、子どもと、そしてスマホとどう向き合っていくのか、いくつかの考え方をご紹介いたします。
 もちろん、もう大人のあなたや、子どもがいないあなたにも、ヒントになる部分はあるでしょう。
 便利で革新的なツールが生まれると、良い事ばかりではないのはいつも同じこと。
 しっかりと知識を身に付け、賢く使いこなしていきましょう!